普段、自宅の仕事場で文章を打ったり、資料作成したり、メールのやり取りをすることが多いので、恐らく同年代のオヤジよりPCに向かっていることが多いのですが、先日初めてアクティブスピーカーを買いました。
永く、集中している(つもりの)時はあらゆる音が苦手で、好きなジャンルの音楽さえも例外ではなかったのですが、ここのところ年齢の影響か何の作業をしていても発想が鈍く、時間が掛かるくせに出来が悪いことに、ちょっとばかり悩んでいました。
仕事脳 覚醒!
そんな折、PCに向かってぼんやりとした時間を過ごし、ダラダラついでにYouTubeでテキトーなBGMをヘッドセットで聞いていたら、20代の頃に好きで聞いていた、思い出付きの曲が。どんな思い出かは割愛しますが、夕暮れ時というシチュエーションも効いて、心持が軽くタイムスリップ。その瞬間、行き詰っていた作業が進みだしたのです。
「これは条件反射だ、脳の若返り効果バツグンだ。きっと昔聴いていた音楽をかけながら仕事をすれば、サクサク進むはず」と安易に思い込んだ結果の、今回の購入なわけです。
さんざん悩んだ結果のYAMAHA NX‐50
その結果の私の仕事ぶりはともかくとして、いま愛機のPCに繋がって長時間まじめに音楽を流してくれているのは、オレンジがかわいいYAMAHA NX‐50。他のブラックやホワイトが人気のようですが、無機質に思えてこの色をチョイス。
梱包内容。右用スピーカーに各種コントロールが集中
セレクトにあたっては以下の点をチェックして決めることにしました。 1.しょせん作業BGM用なので音質はそこそこのお手頃価格 2.とはいえ抜けるような高音ははずせない 3.加えて中音域が自然なボーカルにひたりたい 4.さらに腹に空気圧を感じるくらいの低音がほしい 5.特に誰に見られるわけでもないが、見た目がカッコイイ 6.USBポートをつぶしたくないので(繋ぐPCがウルトラブックと言われていたころの富士通UHシリーズでBluetooth非搭載 )、ステレオミニプラグ方式
他のいけてるPC用アクティブスピーカー
6.以外はそんな都合いいことあるのかよと、自分にツッコミを入れつつ事前に10機種程度候補を絞った中で、ヨドバシやLabiなどの量販店で音を実機確認できたのがYAMAHANX-50を含む以下。比較感想はYAMAHANX-50を基準にしています。
BOSE Companion 2 Series III multimedia speaker system
実機検証する前の本命はこれ。同価格帯で右スピーカーにボリュームスイッチとヘッドホンジャックがあるのもNX-50と同じ。低音はよく好みが分かれますが、私は好きなBOSEサウンドがちゃんと出ていました。ただし中高音域がヌケず、ちょっとバランスが悪い印象。 前モデルのSeriesIIもCostcoで試聴できましたが、見た目以外は同じ。
BOSE Companion20 multimedia speaker system
PC用スピーカーとしては個人的に欠点を見出せませんでした。低音は言うに及ばずですが、その他のレンジでもキレキレな感じ。実はBOSE好き(TVにつないでいるシアターシステムは贅沢して10万円超)なので心動かされましたが、プライスが! 機種選定の際にこれを最初に聴いてはいけません。
JBL Pebbles
いくつかの量販店の全てで実機展示。発売時期が2013年とアクティブスピーカーとしては比較的新しい機種とも言えるため? JBLブランド&見た目&プライスで心揺さぶられるも、肝心の音に関してはプライスレベルの域を脱せず。どのレンジでも聞こえてきません。
ONKYO GX-70HD2
今回一番悩んだのはこれ。筐体はやや大きめで押し出し感もあり、その見た目の期待感に違わずウーファーが大きくて(10㎝だそう)、ONKYOならではのナチュラルな低音は好みを選ばない印象。ただし高音域のヌケ感にはやや物足りなさを感じました。ちなみにこれも同じく2013年発売。
FOSTEX PM0.3H
実機ありました。スピーカーメーカーとして有名だし、2017年発売の最新機種&お手頃プライスで気になる存在。2ウェイのコーンがむき出しでサイズ感がありスピーカー然としていますが、逆に個性不足。音質はNX-50と同等でプライス負け。
それでも秀逸なYAMAHA NX-50
もっと実機確認したかったのですが、この中での実力No.1はやはりBOSE Companion20 multimedia speaker system。プライスはうそをつきません。これにしようかなあ、と思ったところで「お手頃価格」という庶民にとっての最大条件を思い出し断念。 ですが、YAMAHANX-50の満足度がプライスに比例して1/3かと言えばそうではなく70~80%程度に迫っていると思います。特に中音域は同程度で、不足している低音域に関してはPC側のイコライザー(私の場合はRealtekHDオーディオマネージャ)でのチューニング次第でドカンドカンいうようになります。もともとラウドネス機能が備わっているため、このチューニングと合わせて低音量でもすべての音域でメリハリが出ます。いわゆる「音がこもる」という感覚はありません。
見た目ではJBL Pebblesがやっぱりイマ風だし、カワイイし、女子ウケするかなあとは思いましたが、考えてみるとどれもオヤジには全く必要のないファクターだったので、あっさり選外に。
肝心の仕事効率は
アクティブスピーカー導入を機に、radikoプレミアムに登録して好みの選曲をしてくれる番組を流しています。音楽が仕事場に加わったことにより、たまに集中しているときは全く聞こえてはいませんが、タイピングが止まったときなどにちょうど好みの曲が流れていると、ちょっとリフレッシュして仕事への飽きが軽減されているように感じます。もっとも、やっぱり夕暮れ時に思い出付きの曲が掛かったりすると、本来の目的である仕事の効率化どころか、早々にビール缶を開けて思いに浸ってしまい、そのままFOということも少なくありませんが。
ナカBOW
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