ブログを書いていると、せっかくだしやっぱり多くの人に読んで欲しいなと思うようになりますね。
けど闇雲に書いていても、半年経っても1日PV5以下とかいう悲惨な状況になるのはよくあることで、モチベーションがいまいち上がってきません。
これが一日100や200PVになってくると、アナリティクスの画面を見るのもちょっと楽しくなってきます。
今回はアクセスを集める記事の書き方について、SEO的観点で扱っていきます。
流入経路のおさらい
読者がやってくる流入経路は4つあります。
・リンク
これはどこかのサイトに貼られたURL経路でやってくるリンク流入です。
サイトによりますが全体の数%程度がせいぜいですね。
以前某2ちゃんねるに貼られたことがあってそのときはハネ上がりましたが。炎上ではないですよ。ほんとですよ?
・SNS
ツイッターやフェイスブックなどのソーシャル経由ですね。
他にもGoogle+やポケット、はてなブックマークにアメブロやgooブログなど無料ブログサービスもソーシャル扱いでアナリティクスにカウントされます。
・ダイレクト
URL直打ちのダイレクトアクセスです。
あなたのサイトのURLを知っていて、それをアドレスバーに入れたということですね。
もしくは、ブラウザのブックマークに入れている貴重な常連さんです。
・検索
言うまでもなくこれが大本命。
ブログにもよりますが、9割以上の読者が検索でやってくるなんてのもよくあることです。
従って、如何に検索結果の上位に表示してもらうかが非常に重要になります。
ソーシャルはセルフブランディングの道具
よく大手ブロガーがソーシャル活動を重視しろと謳っていますが、僕はこの意見に否定的です。ソーシャルでユーザーを獲得できる人は、自分自身のプロモーションがうまくできているわけで、そういう人はたまたま情報発信にブログという手段を取っていただけにすぎず、ブログじゃなくても成功していけるキャラクター性を持っています。一種の芸能人なんですよね。
そんな人はほんの一握りで、多くの人は自分の個性を前面に出してアクセスを集めるのは難しいです。
リツイートしたりリプしたりいいねしたり…こういうプロモーション活動が楽しくやれる人は、ブログ×ソーシャルの合わせ技で固定客を獲得していくことになります。
ソーシャルからのリンクは極稀に「バズる」という現象を引き起こすことがありますが、これは早々狙って出来るものでもないのでほぼ運だと思ったほうがいいです。
多くの人は、せっせとコツコツ記事を書いて、じわじわとアクセスを伸ばすのが最も健全で確実な手段です。
とにかく検索上位を目指そう
かつて小手先の手法で検索結果を左右できたような時代はとっくに終わっていて、いま重要なのはコンテンツの評価、サイトの評価になっています。
SEOっていう言葉はそう遠くない将来死滅し、よりユーザーに適した情報を届けられるかどうかというのを表す言葉になっていくと思います。
SEOっぽく言うと
Suitable For Users(ユーザーに適している) でSFUといったところですか。
Googleの検索エンジンはここ最近ものすごく人間くさい趣向を示していて、キーワードだけやたら並べた記事や役に立たない記事はどんどん検索圏外へ追いやっています。
検索上位に行くには、
・ユーザーの滞在時間
・ランディングからの離脱率
が特に重要となってきます。
ユーザーの滞在時間を上げるには、文章が少なすぎるとあっという間に離脱されてしまうのでそれなりの文章ボリュームが必要ですが、かと言ってだらだら長く書くと途中で逃げられてしまいます。
読みやすく、飽きなく最後まで読んでもらえることを心がけて、結果として滞在時間が長くなるような綺麗な書き方が望まれます。
段落を多めに区切って読みやすくし、合間に画像を挟んで一息つくなどの工夫が効果的です。
特に画像は、流し読みしているユーザーの目を引き留める効果があるので有効な手段です。
また、本当に重要な部分を強調(太字)や大きなテキストで表示するのも効果的。ただし、これは多用しすぎると逆に言いたいことが伝わりづらく鬱陶しくなるのでほどほどに。
次にランディングからの離脱率。ランディングとはユーザーが最初に訪れたページのことで、そこからサイトを離れてしまったか、もしくはサイト内の別のページに飛んだかということを現します。
もちろん、離脱率が低いほどいいですね。
離脱率を下げるためには、そのページと同じカテゴリの記事を複数用意しておくことが大事です。
たとえば、新しいiPhoneについて調べに来たユーザーには、さらに、おすすめのアプリや、ケースやモバイルバッテリーなど役に立つグッズを紹介するページを設けておくと、合わせて読んでもらえる可能性が上がりますね。
1ページ当たりの文字数は1500~3000文字程度が最もバランスがよく、それをオーバーするような記事の場合は、前編・後編に分けたりしてカテゴリのボリュームを稼ぐといいでしょう。
タグを活用するとさらに細かく分類わけができるので、よりユーザーの巡回率を上げることができます。
検索エンジンはこれらユーザーの動向をチェックして検索順位に反映させています。
これらユーザーの評価を順位に反映するまでにデータの蓄積が必要なため、記事をアップしても順位が確定するまで2~3ヵ月はふらふらと激しく順位が変動します。
SEOにおける「タイトル」は重要ではないが、ユーザーにとってはすごく重要
記事の内容を変えずにタイトルだけ二転三転してみても、すぐには検索順位に大きな変動はありませんでした。検索エンジンはタイトルを大きく評価してはいないようです。
ただ、クリック率が明らかに変わります。
検索結果に並んだ多くのサイトのうちどれかをユーザーがクリックするわけですが、その際に目安となるのが
記事タイトルと説明文(ディスクリプション)
ですね。
たとえば写真素材サイトを紹介する場合、
フリーの写真素材サイト紹介
という簡素なタイトルでは読者に訴えるものが足りないので、
プロのデザイナーも使ってる!商用でも使える完全フリーの写真素材サイト50選
という具合に、ひと目で読者のハートを鷲づかみにできるようなタイトルを付けることが重要です。
せっかく良い記事を書いてもタイトルがいまいちだとクリック率が下がってしまい、のちの順位確定時には圏外に飛ばされてしまいかねません。
説明文も重要です。
「Yahoo」を検索すると表示される検索結果ですが、このURLの下にある部分がサイトの説明文となるディスクリプション(Description)です。
これを設定しないと
ディスクリプションが設定されていないと対象のキーワードが含まれた文章の前後を無作為に抽出するため、何を言ってるかよくわかりませんね。
WordPressの場合、記事毎に「メタディスクリプション」を設定できるのでぜひ活用しましょう。
素人のテクニカルSEOは逆効果
役立つ記事を増やして読者を獲得しアクセスアップを目指す真っ当な手順のほかに、かつてSEO業者がやってきたような小手先の技術によるテクニカルSEOは今でも確かに存在します。具体的には以下のようなものがあります。
・キーワードの仕込み
記事タイトルや文中、ディスクリプションにターゲットのキーワードを仕込む方法。
SEO創世記から存在する手法ですが、やりすぎるとペナルティを受けかねないうえに、文章が読みづらくなるなどの弊害が発生し、結果としてユーザーの滞在時間や離脱率が悪くなります。
記事タイトルに1回、ディスクリプションに1回、文中に5~20回程度にしておくといいですね。
・アンカーテキスト
というようにテキストで表示したリンクのことです。これは良くない例です。
リンク先は外部であったり自分のサイトのページであったりいろいろですが、このテキストにキーワードを盛り込む手法が一時流行ったことがあって、ページ内に何個もリンクが発生しているページをよく見かけることがありました。
ページフッターに大量のリンクを入れるというのもよく見かけましたね。
ブログのアクセスをアップするSEO対策50の方法(ダミーリンク)
この手法自体はダメとは言いませんが、多用すると離脱率を上げかねないので、あくまでどうしてもリンクする必要があるときにという程度にしておくといいでしょう。大量の発リンクはガイドライン違反とするというGoogleの公式ドキュメントもありました。
・引用
よそのサイトの記事をコピペして引用として貼り付ける方法。
文字数を簡単に稼げるのでかなりの文字数をコピペしているブログもありますが、ミラーページ判定を食らってしまうとサイトそのものの価値を下げかねないので、こちらもどうしてもというときにほどほどにしておくといいです。
・タグ
よくあるHタグなどです。
「地球を検索する」とまで豪語するGoogleが、タグ使いのミス程度で目くじら立ててあなたのページを検索から除外するようなことはありません。
もちろん意図的に多用すればマイナスを受けかねませんが、読者にとって読みやすい文章を心がけていれば問題はありません。
他にもこの手のSEOはたくさんありますが、気になる人は「ブラックハットSEO」で検索すると多くのグレーというかアウトなSEOを知ることが出来ます。
まとめ
・1500文字以上のページボリューム
・3000文字を超える場合はページを分割して別記事にしカテゴリの充実を
・こまめな段落分けとアイキャッチを狙った画像の挿入
・重要な部分のハイライト(太字or大きさ)表示
・カテゴリー分類と同カテゴリー内の記事充実
・タグの分類
・クリックしたくなるタイトル
・簡潔な説明文(ディスクリプション)の設定
・SEOなんてものに注力する時間があるなら1本でも多くの記事を書く
・何ごとも「やりすぎ」はダメ
みっちー
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