ブログを運営して半年ほど経過すると、人気のあるページ、無いページの明暗がハッキリと分かれてきます。たった数ページの人気ページがブログ全体のアクセスの大半を稼ぎ出すことは珍しくありません。
人気ページはリアル店舗で言うなら催事コーナー。いちばん多く人が訪れる場所に売れ筋の商品を置かないなんてリアル店舗の店長だったら即閉店クビで路頭に迷ってのた打ち回ることになります。
アナリティクスで人気ページを見つける
僕が管理しているサイトを例にアナリティクスのデータを見ていきましょう。
「レポート」の「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」をクリック。
このような表が表示されます。
これは表示されたページのPV順のリストです。
(アナリティクスの画面を無加工で貼り付けるとアドセンスの規約に抵触する恐れがあるのでご注意ください)
1番人気のページが全体の15%のPVを稼ぎ、10位までのページでサイト全体の51%を稼ぎ出していることがわかります。
特に1位と2位のページはPV比率が大きく、この2ページでサイトのPVの25%もあります。このページを効率よく再編集すればさらに収益率を向上させられそうです。
トップページの閲覧率は2%以下のようですね。よくトップページにバナーを貼ったりメニューをつけたり注目記事の一覧を作ったりと注力しているサイトがありますが、労力に値する効果は出ているんでしょうか。少なくともこのサイトではほぼ無意味だというのがわかります。
また、1位と3位のページ滞在時間が非常に長いことにも注目です。
がんばって書いたページにもかかわらず滞在時間が20秒以下というのはザラです。5分や8分も滞在しているということは記事の隅々まで閲覧されている可能性が高いと言えます。
ということは、このページの広告は他のページより多く掲載してもよさそうです。
人気ページに訪れるユーザーの属性をチェック
続いてどんな人たちがそのページを閲覧しているのか調べてみましょう。
先ほどの表の中から1位のページをクリックし、
グラフ上部の「セカンダリディメンション」を「購買意向の強いセグメント」を選択。
こちらが、PV1位のページを閲覧しているユーザーの興味のあるジャンルになります。
これはブラウジングや検索時に収集した利用者の行動を元に集計されたデータです。
このページは趣味のバイク整備のことについて書いたページですが、読者のセグメントは見事に Autos & Vehicles となっています。
Googleはこのデータを元にアドセンスの表示なども行っているため、このページのアドセンスはバ○ク王がいっぱい出てきます。
ユーザーのペルソナを見極めよう
セカンダリディメンションには他にも、性別や年齢といった情報も閲覧できます。
ちなみに96%が男性で50%が中年でした。
このページに化粧品やエステの広告を載せても無駄だとわかりますね。中年男性が興味のある商品を置くと効果が期待できそうです。
購買意向のディメンションではユーザーの興味のあるものは車バイク関係となりましたが、一般的な中年男性が興味を持ちそうな商品を置いてみるのもアリです。
amazonで人気商品をチェック
まずバイク関係を見てみましょう。
amazonランキング、通称アマランですね。
もちろん、商品を紹介するにはその商品を知っている必要がありますし、それがなぜ今人気なのかを考える必要があります。そして今後は何が人気になっていくのかということも予想する先見性が必要になります。
この時期になぜバッテリーが1位になるのかというと、冬の間長期にわたって乗らなかったためにバッテリーあがりを起こしてエンジンがかからなくなっているユーザーが多いというのが予想できます。
ただ、バッテリーは車種によって異なるため、特定の商品を紹介するには向いていません。すべてのバッテリーを並べるとバッテリーだらけになってしまいます。商品を並べすぎるとページがごちゃごちゃになってしまい、却ってコンバージョンを下げかねません。
ではこの場合なにをオススメするのがいいのか?
2位も長期乗らなかったバイクのメンテナンスですね。
3位はこれからのバイクシーズンにあたってスマホをバイクに搭載するためのホルダーキットです。こういった商品を配置すると効果が見込めそうです。
また、これはバイクシーズンスタートの4月あたりのランキングですが、これから梅雨入りに当たりレインスーツなどの雨具が売れ筋に入ってくるのは間違いないと予想できます。
こういった季節商品の移り変わりもこまめにチェックして、既存のページを何度も更新していくといいでしょう。
もちろん、ページの内容に沿った商品の紹介が第一です。
経過観測を忘れずに
新たに商品を差し替えて、それらがどれくらい売れているのかは必ずチェックが必要です。
売れない商品に差し替えてしまっていていつまでもクリックされないようでは、せっかく差し替えたのに逆効果だったということになります。
アソシエイトで頻繁にチェックして、クリック率やコンバージョンを定期的に測定しましょう。
以前は「クリックされたのみでコンバージョンに至らなかった商品」を知ることができましたが、今はそれを知ることができなくなりました。
何がクリックされたかをチェックする方法はwordpressのプラグインとアナリティクスのカスタムディメンションを併用することでチェックできますが、これについては機会があれば別のページで紹介したいと思います。
また、アナリティクスもチェックして商品差し替え変更前と閲覧時間や離脱率の変化を比較しましょう。
みっちー
最新記事 by みっちー (全て見る)
- アースは必ず取り付けよう!電気製品のアースの取り付け方 - 2019年1月30日
- 2018年に的中した占いは○○!2019年の占いの参考に! - 2019年1月9日
- 【超簡単】WordPressにお問合わせフォームを設置する【使い方】 - 2018年12月7日