最近人工知能の発達が目まぐるしいですね。
ビッグデータを蓄積できるキャパシティが大きくなったのと、それらを処理できるだけの性能をコンピューターが獲得しつつあるせいですが、今後AIがますます発展するにつれ、いろんな職種がAIによって駆逐されてしまうと言われています。
将棋や囲碁の世界でも、まだまだ何十年もかかると言われていたのがあっという間にAIに敗北してしまう時代がやってきました。
すでに始まっているAIによる文章作成
人工知能に文章を書かせるというプロジェクトがあって、その成果物がいろんなところで紹介され始めています。
国内でも、大手新聞社がAIで記事を書いてみたというニュースがありました。
そのAIが書いた記事がこちら
おはようございます。今日から新学期がスタートする学校が多いと思います。1月10日の九州北部(福岡県福岡地方)の天気予報は、晴れ時々くもりでしょう。降水確率は午前、午後ともに10%でしょう。傘は持たなくても大丈夫です。
日中の最高気温は11度、最低気温は6度となる見込みです。前日より最高気温は1度低く、最低気温は4度低いでしょう。平年と比べて最低気温は2度上回り、最高気温は平年並みでしょう。
風は北西の風後北の風、海上では後北西の風やや強くなるでしょう。日の出は午前7時23分。日の入りは午後5時29分です。
今日のお出かけには、コートを着ないと寒いでしょう。今夜の夜空は、よく見れば星が現れるかもしれません。
すごいですね。人間の書いた文章と見分けがつきません。
多少、人の手による介添えが必要ですが、これが一瞬で書きあがってしまいます。
短文を組み替えるだけならごくごく初歩的なアルゴリズムで大昔から可能でしたが、前後の文章のつじつまを合わせて意味の通った作文を作ってしまえるほどにまで進化しています。
実際にAIに文章を書かせてみた
AIによる文書作成サービスを展開しているサイトがあります。
Articoolo
英語のサービスでしたが、最近日本語版ができました。
いくつかのキーワードを含むタイトルを与えてやると文章が生成されます。
医学におけるバーチャルリアリティ
というタイトルで作成させてみました。
Jesse Levineは心臓の弁が逆転した先天性心不全で生まれました。ほとんどの両親のように、彼女の父親のスティーブは、自分の状態についてできることをすべて学びたいと思っていました。しかし、ほとんどの両親とは異なり、スティーブ・レヴァインは、医師が娘のように患者を治療するのに役立つ解決策を開発するために長年を費やしてきました。
生涯にわたる患者であることから、多くの人が医療に関与していないことが分かります.Jesseは説明します。私の父は本当に関わっており、エンジニアであるため医師が彼に向かって開いています。
SteveはDassault Systmesで長年働いており、企業内の現実のシナリオをモデル化するのに役立っています。
Steveは次のように説明しています。自動車会社が自動車を製造するときに、プロトタイプを作り、ダミーを入れて、何が起こったのかを見てから、デザインを微調整するという前提を、誰もがテレビでクラッシュし、クラッシュダミーを見るのを見ています。彼らは数年前にそれをやっていました。しかし、今、彼らはコンピュータ上のすべてのことを行います。なぜなら、実際にコンピュータ上で起こっていることを、コンピュータ上の最小のリベットまで正確にシミュレートできるからです。何が起こるかの詳細な物理現象を理解しているからです。
何年もの間、企業が優れた製品を提供するために無数のシナリオをモデル化した結果、Steveは同じことが人体に対して可能かどうか疑問に思っていました。 Stevesの洞察はシンプルでありながらも深遠なものでした。人間の身体は、複雑な機械で、さまざまな部分を探索しています。ではなぜ仮想心を作りませんか?
エンジニアとして、私たちは物事を分かち合います、スティーブは事実上説明します。人体では、私たちはそれを構築しませんでしたが、私たちはそれを理解できません。別のツールセットが必要です。そのアイデアの結果はDassault Systmes Living Heart Projectになりました。そこではスティーブが現在エグゼクティブディレクターを務めています。彼らのチームは、全国の医師や科学者と協力して、一般的な仮想心臓を作りました。
Living Heart施設の内部 – 施設のツアーは、The Magic School Busのエピソードに踏み込むようなものです。一対のVRゴーグルを滑ることで、訪問客は現実的な人間の心の中で運ばれます。
研究者らは、いつかは、特定の臓器のバーチャルクローンを作成し、病気の進行をモデル化したり、どの治療法が成功の可能性が高いかをモデル化できるようになることを希望しています。
仮想現実のためのその興味深い瞬間。バーチャルで拡張された現実が開発を続け、主流の受け入れを見つけるにつれて、普及しているユースケースはしばしばゲームやエンターテイメントです。しかし、リビングハートのプロジェクトが示すように、人々を癒すためにバーチャルリアリティを使用する医療技術の着実な出現があります。
対麻痺者の歩行を学ぶ – 歩行再開プロジェクト(WAP)の研究は、仮想現実が対麻痺者が感覚を取り戻し、最終的には足の運動機能を制限するのを助けることができることを示した。
参加者は、最初に仮想アバターの足をコントロールすることを学びました。
けっこうおかしい文章ですね・・・。
しかも途中で「VR」とかどうでもよくなってる感じがします。
元が英語のものを日本語に翻訳しているのでおかしい文章になっているのは仕方ないとして、文章の流れそのものが支離滅裂です。結論で仮想現実に触れておけばまぁいいかなっていうスタンス。
僕が大学生だったころの、レポートを途中水増しして最後にそれっぽいことを書いておけばとりあえずOKっていうノリを感じますね。
とは言え、こんな文章でもいいので1億くらいのページを作成し、それぞれのページが月に1PVでも稼げるのであれば、月間PVは1億PVになります。
質より量の圧倒的物量パワーの前には、人間が何時間もかけてライティングしても敵いそうにありません。
まだまだ大丈夫
いくつかAIに文章を書かせてみましたが、人間が書いた文章にはまだまだ及ばないな、と感じました。
こちらはとある人工知能プロジェクトの成果物。
その日は、強い風が吹き荒れる日だった。
朝から通常業務に割り込む形で、来年の新車両導入に伴う新幹線のダイヤ作成。お次は、首相から依頼された施政方針演説の原稿作成。とにかく派手に、歴史に残るようにと、無茶な要求を乱発されるたので、ちょっといたずらした。その後は、論文の査読を千本ほどやっつける。気分転換に、業績が悪化しているファミレスの起死回生の新メニュー開発。午後からは、太平洋で行方不明となった飛行機の調査。利用可能なすべての衛星写真をスキャンして、飛行ルートをトレースし、遭難海域を特定する。さっき届いた最高裁からの問い合わせには、即座に「憲法違反」と回答する。
どこの世界の究極超人ですかね・・・。
もちろん、蓄積するデータ次第なので、これからどんどん発展していくと人間の書く文章と見分けがつかない時代がいつかやってくるのは間違いないと思います。
とは言え、あと数年はたぶん大丈夫でしょう。
みっちー
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