今回の記事ではGoogleアドセンスの収入を劇的にアップさせる手法を紹介します。
もくじ
せっかくGoogle AdSense の審査に通ったのに収入が増えない
政府がすすめる「働き方改革」によって副収入ブームが到来しています。
ブログやアフィリエイトなど、空いた時間に趣味のネットを駆使して気軽に儲けられるIT副業界も活発になってきました。
ブログを開設してアドセンスの審査に通ったものの、1日0クリック0円、せいぜい20円といった惨たる状況でガッカリしている人も多いのでは。
ブログのジャンルやアクセスの規模にもよりますが、だいたいPVの10~20%ほどがアドセンスの収入になります。
1日あたり0円や20円では月間500円程度にしかならず、聞いていた話と違うじゃないかと意気消沈してブログを辞めていく人も多いですね。
アドセンスはどれくらいの収入になるのか?
一概には言えませんが、おおむねPVの10~20%がアドセンス収入となります。
月間1万PVなら1000円~2000円ですね。
これは平均的な値で、例えばターゲットとしているユーザー層が主婦層や若年層などのネット広告慣れしていないユーザーに向けて発信しているブログの場合、30%以上の収入を叩き出すことがあります。
化粧品や健康系のブログなどが高い収益率を出していたりします。
また、子供向けのゲームや玩具のブログも利率が高いですね。
古い話ですが、某大手ゲーム会社に貼られた子会社のゲームのバナーが5%以上のクリックレートを叩き出しネット界で話題になったことがあります。1%行けば超優秀と言われるバナー広告の世界で5倍以上の数字です。
逆にIT系のパソコンやネットウォッチャーなどいわゆるギーク層をターゲットとしたブログになるとクリック率が恐ろしく低下することもあります。
また、アクセスが増えれば増えるほど多様なユーザーが訪れるので収入率が向上する傾向にあります。
月間50万PVにもなると30~50%ほどの収入をコンスタントに稼ぎ出してくれることも珍しくありません。
ここまで成長したブログは、アドセンスのほかにアフィリエイトプログラムや純広告の可能性が広がり、50万円以上の収入が見込めます。
雑記ブログの収入は伸び悩みがち
アドセンス広告は検索ユーザーの趣味嗜好やサイトのジャンルなどから最適な広告を表示すると謳っていますが、なんでも記事にするいわゆる雑記ブログは訪れるユーザー層が多様でターゲットを絞りづらく、結果としてサイトのジャンルにそぐわない広告が表示されてしまうことが多々あります。
自身のブログを見ると「こんなの誰がクリックするんだよ!」っていうバナーが大量に表示されることは珍しくありませんね。
自動広告機能は便利だけど放置してはいけない
Googleアドセンスには自動広告機能があります。自動広告のタグをサイトのヘッダーに入れておくだけで、サイトトップや文中、フッターやサイドバーに勝手に広告を挿入してくれる便利な機能です。
おかげであちこちコードを修正することもなく簡単に多くの広告が表示できますが、広告を多く貼り付けるということはそれだけユーザーの利便性を欠くということを忘れてはいけません。
例えばTVを見ていていいところでCMが入るとガッカリしますよね。
これと同じで、せっかくコンテンツを読んでもらっているのに文中に突如広告が現れると気分が萎えてしまいますし文章を読むのに邪魔になります。
広告を表示するというのは本来ユーザビリティを損なう行為であり、ユーザーにとってはただの押し付けでしかないということを常に忘れないようにしましょう。
アドセンスのメニュー「広告の設定」>「広告の掲載率」へ進むと広告を掲載する比率を設定できます。
何度かテストを行って、自分のサイトに適したちょうどいい比率を見つけましょう。
初めて訪れたサイトが広告だらけ、しかも自分に興味のないジャンルの広告がいっぱい表示されていたりしたらブックマークもされなくなります。
広告ブロックで収入が8倍にアップ!
ここからが劇的に収入をアップさせる手法のキモになります。
前述のとおり、広告はいろんなものが表示されます。特に雑記ブログは多種多様なジャンルの広告が表示されてしまい、自分に関係のないエリアの不動産まで表示されてしまう始末。
こういった絶対にクリックされそうにない広告を除外して、表示される広告の最適化を行うことで収益率をアップさせる方法があります。
アドセンスのメニューから「広告の許可とブロック」>「広告レビューセンター」をクリック。
広告の一覧が表示されます。
「審査前」というのは現在ユーザーによって審査中の広告で、いろんなサイトに表示されて、不適切な広告でないかをユーザーの投票によって審査している状態の広告です。
審査前にブロックしてしまってもいいですが、ブログの内容やアクセスの規模によっては3000件にもなることも。そのうえ毎日のように新しく更新されていくので、これを毎日ブロックしていたら途方もない作業になります。
「審査済み」のタブをクリックしましょう。
ここには審査が終了した広告が入ってきます。
僕が管理しているサイトはアナリティクスのデータから「99%男性」「80%アラフォー」が読者層であるというデータが出ています。つまりオッサン向けではない広告は表示すら必要なさそうです。
この例でいくと、枠で囲ってある「化粧品」や「女性向けアパレル」は絶対にクリックされないと断言できますね。
管理しているサイトの中に女性向けサイトがあるようでしたら別ですが。
こうしてサイトのジャンルに合わない広告を片っ端からブロックしていった結果・・・
今まで放置していたことが悔やまれます。
どのジャンルで収益を上げているかチェックしよう
ブログのジャンルとまったく異なるジャンルで収益を上げていることもあります。
片っ端から闇雲にブロックする前に、どういったジャンルで利益が出ていたのかチェックしましょう。
アドセンスメニューの「広告の許可とブロック」>「すべてのサイト」へ進み、「一般カテゴリ」のタブをクリックすると上記の画面が表示されます。
ここで「収益額の割合(過去30日間)」をクリックすると収益額順にソートできます。
「旅行」で高い収益が出ているのは意外でした。
ツーリングレポートなどを書いているせいかもしれません。
下の方には「財務」や「レストラン」がありましたが、収益が1%も出ていませんし、特に「財務」に至っては1%の収益のために6%もの表示を食っていました。
0.5%の表示で9.8%も稼いでくれた「旅行」の表示に費やしたいですね。
見込みのないジャンルはこの画面でジャンルごとブロックすることもできます。
もちろん、必要な広告までブロックしてしまっていないか常にテストしながらしっかり管理していきましょう。
このようにして広告の最適化によって収益率を向上させることができました。
ただ、他のブロガーが載せないような、誰もクリックしないような広告は競争率が低くなりクリック単価が上がることがあります。それによって意外な収益が出ることもありますが、PVがあまり多くない月間数万PV程度の場合は効果的な広告で狙い撃ちにする戦法が有効かなと感じました。
ただし、少ないPVだと来訪者の気まぐれクリックによる誤差が大きくなってしまうので、少なくとも3万PV以上で数日にわたって定点観測するなど試行錯誤が必要ですね。
みっちー
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