美術館めぐり- オススメ年末年始おめでたい編

今年も残りわずか。美術館めぐりオススメ情報を独断と偏見でブログに書いてきました。1年間の締めくくりは、年末年始、オメデタイ企画展や、年初に毎年見られる国宝、お参りに行ったついでに訪れたい企画展など、どうぞ。よろしかったらお着物で訪れてみてはいかがでしょうか？

扇の国、日本
皇室ゆかりの美術
国宝　雪松図と動物アート
粋な古伊万里　江戸好みのうつわデザイン
博物館に初もうで
「春を寿（ことほ）ぐ ―徳川将軍家のみやび―」
特集展示「吉祥のかたち」
江戸絵画の文雅 ― 魅惑の18世紀
民藝 MINGEI -Another Kind of Art展
国立トレチャコフ美術館　ロマンティック・ロシア

扇の国、日本

会期：2018年11月28日（水）～2019年1月20日（日）サントリー美術館

扇＝日本のイメージですね。ジャポニズムな西洋絵画に、扇、扇子が描かれることが多いですよね。扇面の図柄、私もとても大好きですし、面白いテーマだと思います。楽しみです。

皇室ゆかりの美術

会期：2018年11月17日(土)～2019年1月20日(日)　山種美術館

宮内庁で管理している美術品、皇室が所有しているものは、私たち一般人が目にすることはできない。保護活動の一環でもあるとは思うが、世に出ないのは何とも勿体ない話。こうやって何年に1度でも一般公開してくれることはありがたい。ぜひ実物を堪能したいと思います。

国宝　雪松図と動物アート

会期：2018年12月13日（木）～2019年1月31日（木）　三井記念美術館

毎年恒例の、円山応挙国宝「雪松図」を見る事ができる企画展です。プラス、可愛い動物の絵や陶芸、工芸品が見られるという、私にとってお得な内容だな。

粋な古伊万里　江戸好みのうつわデザイン

会期：2018年11月23日(金)〜2019年1月20日(日) 　八王子市夢美術館

古伊万里に限らず、器は大好き。母の実家が佐賀なので、小さなころから有田焼、伊万里焼が日常のうつわでした。赤絵がやっぱり好きですね。粋なチラシに目を奪われました。

博物館に初もうで

会期：2019年1月2日（水）～2019年1月27日（日）　東京国立博物館

毎年お正月で東博でみられる絵といえば、長谷川等伯の国宝「松林図屏風」です。愁いを帯びた幽玄の世界のような絵です。そして来年の干支はイノシシ。イノシシをテーマにした作品があるようですよ。今年こそは、お正月に着物をきて東博に行こうかな！イベントもたくさんあります。

「春を寿（ことほ）ぐ ―徳川将軍家のみやび―」

会期： 2019年1月2日(水)～2019年3月3日(日)　東京都江戸東京博物館

徳川家の奥方が持っている美術品を見る事ができるそうです。お正月に晴れ晴れしいです。

特集展示「吉祥のかたち」

会期： 2019年1月5日(土)～2019年2月11日(月・祝) 　国立歴史民俗博物館　千葉県

おめでたい絵柄をテーマにした展示だそうです。着物や焼き物、絵、色々と勉強になりそう。

江戸絵画の文雅 ― 魅惑の18世紀

会期：2018年11月3日（土・祝）～12月16日（日）　出光美術館

１８世紀に絞った江戸絵画の展示なんですね。「文雅」という言葉は初めてですが、文芸とのかかわりを持った絵画のことだそうです。

確かにこの時代は、技術的にも文化的にも成熟された江戸の芸術がたくさん生まれた頃だと思います。書や歌、意匠、コラボレーション、様々な表現方法があって、それを受け入れる町民の目の肥えたところなんかも、いいですよね。

民藝 MINGEI -Another Kind of Art展

会期： 2018年11月2日（金）～2019年2月24日（日）　21_21 DESIGN SIGHT

民芸運動の父、柳宗理の活動は日本全国の職人に光を当てる事となりました。銘の無い日常の道具であるけども、それが美しい。私も同感です。

民芸作品を、現代的な美術館で展示されるとのことで、また新鮮な美しさを感じられると思います。それと同時に日本人の魂を揺さぶられるというか。楽しみです。

国立トレチャコフ美術館　ロマンティック・ロシア

会期：2018年11月23日(金)〜2019年1月27日(日)　Bunkamura ザ･ミュージアム

おめでたいとは関係ありませんが、冬といえばロシアの凍てつく大地！素晴らしいロシアの絵画が登場です。美しい女性のポスターがそそられます。

とても有名な女性の絵のようですね。何度か来日しているとの事。確かにこの絵が一番見に行って印象的で、良かったなーと思いました。
それ以外にも、日本の心に通じる点が幾つかあったように思います。それは「自然」への畏怖の念です。北の大地は厳しい冬を忘れてはいけません。日本も四季があることと同時に、津波や地震など、自然には勝てないという思いが根底にあります。だからこそ、一瞬に見せる美しい風景を切り取って絵にしたためる心を感じます。地政学的にもかなり近い位置にありますし。
2019年は北方領土の問題解決のチャンスが来るとも言われています。お互いが理解し合って共存できる平和的な日が訪れる事を祈りつつ。

今年の締めくくりも、年明けも、アートがなくては生きていけない！

2019年のビッグな企画展のチラシを、ちらほら目にするようになりました。

うふふ。来年も美術館巡り、楽しみだな～。