いよいよ本格的に真夏のアウトドアシーズンがやってきました。
今年はどこへ行こうかと迷っている人も、今年が初という初心者キャンパーの人にも必見の「失敗しないキャンプ場の選び方」を紹介します。
距離で選ぶ
この時期はまずキャンプ場へたどり着くこと自体が大変になります。
お盆や三連休だけではなく週末の土日ですら、道路の渋滞がすさまじいことになります。
高速を走ると猛烈な事故渋滞、仕方なく下道へ逃げるとこちらも大渋滞。
先日の三連休なんて都内の交通網の渋滞表示が真っ赤でした。
東名高速や中央道、関越など首都圏から伸びる路線は必ず渋滞します。
目的地に着くのが夕方になってしまうと、そこからテントやタープを設営し暗くてよく見えない中を荷物の梱包からBBQの道具を探し出してコンロを組み立てて~なんてやっていると、BBQのスタートが20時をすぎてしまって温泉も行けないし花火もできないし渋滞の疲れだけで一日が終わってしまいます。
たとえば奥多摩湖近くのキャンプ場。普段なら2時間ほどで行ける近場ですが、夏のシーズン真っ只中になると4、5時間かかることもあります。都道411号しかアクセスが無いのでこの道路が羽村のあたりから渋滞し始めるんですよね。
夏場のキャンプは渋滞を考慮して近隣をチョイス。
オートキャンプ場を選ぶ
初心者が車でキャンプに行くならオートキャンプ場を選ぼう。
キャンプ場には大まかに言って車でテントサイトまで入れるオートキャンプ場と、そうではないキャンプ場があります。
オートキャンプ場の利点はなんといっても
テントサイトに車を横付けできる
という点にあります。
テントサイトに車で入れないキャンプ場も多くありますが、その場合は駐車場からリヤカーを借りて荷物を運ぶことになります。これがかなりの重労働。
また、車をテントの横に置けると、冷蔵庫などのちょっとした電化製品を気軽に使えるという利点もあります。
※バッテリー上りにはご注意を。
オートキャンプ場は少々高めの値段設定ですが、車で行くなら家族であったりグループであったりするので、人数で割るとソロキャンプより安くなることもよくあります。
バイクでソロキャンプの例)
バイク駐車料金:400円
入場料大人1人:600円
フリーサイト:1000円
合計:2000円(一人当たり2000円)
車でファミリーキャンプの例)
車駐車料金:1000円
入場料大人2人:1200円
入場料子供2人:600円
区画サイト:2000円
合計:4800円(一人当たり1200円)
これは山梨のとあるキャンプ場の料金を元に計算しました。
関東圏のオートキャンプ場だと駐車料金+1区画料金で5000円以上というのも珍しくありませんが、それでもファミリーなら一人当たりは1700円。
一泊二日の家族レジャーとしては格安で楽しめるのがキャンプのいいところでもあります。
キャンプ場にはフリーサイトと区画サイトの料金区分があって、フリーサイトの場合は入場料やテント1張り当たりの料金になるので人数が多くても割安にはなりませんが、区画サイトの場合、区画内(たいてい7x7mや9x9m)に収まるのであればテントの張り数や大きさに別途料金がかかることはほぼありません。
シーズンど真ん中に人気のキャンプ場へ行くと、フリーサイトだと満員で隣のテントまで1mもなかったりしてお隣さんに気を使うこともありますが、区画制だとゆったりとしているのでフリーサイトよりは気兼ねなくキャンプができます。
ソロキャンプの場合 → フリーサイトがお得
グループ&ファミリーの場合 → 区画サイトがお得
キャンプ場の料金の計算は初心者には分かりづらいものが多いので、予めキャンプ場に連絡を入れて概算の見積りを聞いておくといいですね。
設備の整ったキャンプ場を選ぶ
特に水周りが重要です。
洗い場やカマドなどはもちろんですが、一番重要なのがトイレ。
水洗トイレが整っていて水周りの掃除が行き届いているキャンプ場が望ましいですね。
水周りが綺麗なキャンプ場の見分け方ですが、
・管理人が常駐
・ホームページで水周りの写真が掲載されている
・管理団体が市区町村などの公共系
・「キャンプ場の名称+トイレ」で検索
こういった手段で見分けることができます。
管理人が常駐しているキャンプ場は清掃が行き届いていて綺麗なことが多いです。
ホームページで写真の紹介があるのも、綺麗さに自信があってアピールしているということです。経験上、水場だけでなく他の写真もほとんど無かったりする場合は設備が汚いことが多かったです。
管理団体が○○市営などの場合、水周りだけでなく全体的に綺麗なことが多いです。上下水道事業や清掃事業者などが運営に一枚噛んでいるんじゃないかと思えるほど優遇されています。
管理人不在や予約不要の無料キャンプ場はNG
一概には言えませんが、管理人が常駐していなかったり予約など申請の要らない無料のキャンプ場は利用者のマナーとモラルによってクオリティが変わってきます。
遅い時間に車で入ってきて深夜まで大騒ぎしたりゴミを片付けずに放置していくなど、残念なことですがこういう状況に出くわすことはよくあり、特に幹線道路に近い多目的広場がこのパターンに当てはまります。
「キャンプもできる公園」にありがちなことですが、夜中に車で大人数で押し寄せて深夜まで花火をしたり大騒ぎをされると、キャンプをしている人にとっては寝るに寝れない状況になってしまうことも。
街から遠く離れた誰も来ない山奥の無人無料キャンプ場だとこんなことにはなりませんが、いろいろと不便なので初心者にはおすすめしません。
初めてのキャンプでいやな思いをしないためにも、しっかり管理の行き届いたキャンプ場をチョイスしよう。
ロッジやコテージが利用できるキャンプ場を選ぶ
テント持込で行くキャンプでも、ロッジやコテージがあるかどうかは重要になる場合があります。
天気が良くなかったり台風が来ていたりなど、テントを張ることができない状況になることもあります。
キャンプそのものを諦めてスケジュール変更するのがいちばんですが、グループだったりすると全員の都合をもう一度そろえるのは一苦労。
台風が来るのがわかっているのにキャンプに行かなきゃいけないことがあります。
台風の中でも何度かキャンプをしましたが、嵐が去るまでテントを押さえていたりという苦行になるので初心者にはおすすめできません。
ロッジやコテージが利用できるキャンプ場だと、空きがあればその場で利用できることもあります。
利用料は相当に高くなりますがあの快適さは何物にも代えがたいものです。
僕もグループで真冬にキャンプをした際に現地に着いたら雪が降っていて、初心者メンバーが多かったので満場一致でコテージに変更したことがあります。暖房付いてて電子レンジもあって室内でBBQができる設備もあって最高に贅沢な気分でした。
以上、初心者向け失敗しないキャンプ場選びのコツでした。
予めキャンプ場に連絡して聞いてみたりするなど用意を万全にして安心安全に快適なキャンプを楽しみましょう。
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みっちー
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