東京には、約600もの美術館・博物館が存在するそうです!東京近郊の千葉、埼玉、神奈川まで範囲を増やすといくつあるのだろう。一度訪れると、次の企画展も見たくなって、止められない美術鑑賞。年に1度行われるアートフェアや、ビエンナーレ、トリエンナーレなど、都市だけでなく、地方で行われるアート祭に旅行も兼ねて参加するのも楽しいです。私の企画展を選ぶコツをご紹介します。(企画展は展示期間が決まっている展示。常設展と併設もあり。)
参考にするメディア
・日曜美術館(NHK Eテレ 毎週日曜日9時、再放送20時)
・ぶらぶら美術・博物館 (BS日テレ 毎週火曜日21時)
・インターネットミュージアム(ウェブサイト)
・アートアジェンダ(ウェブサイト)
・アーティストデータベース ADB(ウェブサイト)
・各サイトの公式ツイッター情報
要チェックなのは、日曜美術館で取り上げられた企画展です。解説の井浦新さん(2018年3月で終了)、まっすぐでピュアな感想を聞くたびに、ああ私も見たいなぁと思わされました。ぶらぶら美術館の解説、山田五郎さんはどんな分野にも長けていてマニアック、ほんとーーに良くご存知でいつも感心させられます。国宝、重要文化財、または海外から初来日作品など、各企画展には必ず目玉ポイントがあるので、それをチェックします。
でも一番のオススメは、企画展に行った帰りに、次の企画展のお知らせチラシをチェック。良さそうなものをピックアップして来る事です。次はこれに行こうかな~とか、思うわけです。
企画展を選ぶポイント
・好きな分野の企画展から
ヨーロッパが好き、日本が好き、陶器が好き、刀、仏像が好き、アニメが好き、などなど。
多岐にわたるジャンルの企画展が沢山あります。敷居が高いと思うものもありますが、アニメキャラクターや、最近では「かわいい」文化を取り上げる動物や洋服を集めた企画展などもあります。
私は、最近特に日本画で近代的な香りのするものが好きです。江戸時代後期~昭和初期にかけて、時代の変遷と共に日本の絵画は、圧倒的な技術力、描写力、斬新な構図を持ち合わせつつ、そこから抽象的表現に昇華され、デフォルメされたモチーフとなる、素晴らしいです。日本美術の心は「小さきものへの愛」だと思います。
ジャポニズムという言葉がありますが、西洋の作家が日本の浮世絵や蒔絵等を参考にしたという研究結果が、昨年「北斎とジャポニズム」展で紹介されました。そういった学芸員の企画力が面白い展示も最近は見かけます。
・「それ、欲しい!買いたい!」という気持ち
もし、自分が1千万円、いや1億円持ってたら、どれを買うか?と思いながら鑑賞します。自分の琴線に触れる物を見た時、「これ、買った!」と心の中でワクワクします。
現代アートのギャラリーならば、実際購入できる金額の絵もありますし、自分のお財布から出すとなると、かなり真剣に作品と向き合う事になりますよ。
・鑑賞後のお茶時間
美術館にはカフェが併設されている事が多いです。作品の余韻に浸るには、カフェに入ってのんびり図録を眺めながら、改めて「どれを買うか・・・」って考える時間が好きです。また、甘いもの補給、休息の時間も大切です。意外と疲れますので。
オススメ美術館併設カフェ
山種美術館 Cafe 椿
日本画の美術館で、企画展に展示された作品をモチーフにした創作和菓子が食べれます。これを楽しみに行くといっても過言ではありません。夏は浴衣で参上。キモノ割引があります。
国立西洋美術館 Cafe すいれん
東京で唯一の世界遺産、「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕着な貢献―」という事で、この有名な建築物の中庭を眺めながら、ノスタルジーあふれるカフェでフランス料理を食べる事が出来ます。
箱根 岡田美術館 足湯カフェ
箱根まで足を伸ばしますが、箱根といえば温泉!大きな風神雷神図の壁画を見ながら、足湯して、ソフトクリームや白玉ぜんざいが楽しめます。
企画展に向かう時の注意
最近、話題の展示はとても混雑しますので、各美術館の公式Twitterで、その日の時間帯の混雑具合を見ながら、いつ何時に向かうか決めましょう。真夏の炎天下、または寒い時期、長時間並ぶの事は、大げさですが健康を害する場合もありますので、厚さ対策(日傘、水分補給)または防寒対策(帽子、マスク)を忘れずに。
私は基本的に土日か、夜間営業(20時まで)をしている曜日しか行けないので、計画的に鑑賞するスケジュールを決めないと、がーん、もう終わってたって事になりかねません。もう、しょっちゅうです。
海外の著名な作品ももちろん見ておきたいし、国宝とか、大回顧展、なんてものは全部見ておきたい、生き証人になりたい、みたな。でも時間とお金には限りがあるし、あまり1日でお腹いっぱい見てしまうと、記憶が薄れてしまうので、1つ1つを大切に見れるようなスケジュールを、いつも空き時間などに考えています。
これから月毎に、個人的に訪れたい企画展リストを、ブログにアップしていきます。
ukai
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